400年前を味わえる「太閤秀吉献上羊羹」
この度、400年前の羊羹(ようかん)の味を知ることができましたので、報告を兼ねてその羊羹をご紹介したいと思います。
その羊羹とは、以前から食べてみたかった総本家駿河屋さんの紅羊羹「太閤秀吉献上羊羹」です。
先日、京都伏見の駿河屋さん本店で遂に購入し、自宅に帰り家族と一緒に食べてみました。
この羊羹は、豊臣秀吉公が大茶会の引き出物にしたくらいの逸品で、駿河屋さんが400年以上前の味を再現し現在商品化されています。
原料にもこだわり、職人さんが手作業で丁寧に作り上げた紅羊羹。
豊臣秀吉さんにも愛された羊羹とは一体どのようなものなのか、以前からずっと気になっていました。
まずこの羊羹自体は、写真のように竹の皮にしっかりと包まれていてます。
その竹の皮をゆっくり開くと、小豆色をした羊羹が姿を現します。

見た目は普通の羊羹ですが、実際に食べてみると、今まで食べたことがないような食感と味で驚きました。
うっすらとさつまいものような風味を感じさせますが、クセもなく甘すぎない上品な味わい。
味は正直今ほどのものは期待していなかったのですが、400年以上前のこの羊羹の方が個人的には美味しく感じ、今までの思い込みが覆りました。
ほんとに美味です!

個人的には、コーヒーとセットで楽しんでいただくこともおすすめします。
大茶会の引き出物になった羊羹ですので、お茶に合うことは間違いないと思いますが、コーヒーにもすごく合います。
400年以上前はコーヒーとの組み合わせで楽しむことはできなかったと思うので、現代でしか味わえない楽しみ方です。
さすがに当時の太閤秀吉さんもコーヒーと羊羹は食べられなかったでしょう。
現代でしか堪能できない方法で、400年前の味をぜひ楽しんでみてください。
ちなみにネットでもお取り寄せできます。